顎顔面矯正治療

顎顔面矯正法とは

成長途上にあるお子様の顎骨を広げ、本来あるべき成長を導く治療法です。
いわゆる歯列矯正が、歯一本一本に注視する治療であるのに対し、顎顔面矯正は、歯の並ぶ「器(うつわ=あごの大きさ)」を広げ、根本的な解決を目指す方法と言えるでしょう。
昨今のお子さんは、母体の栄養状態が良くなり歯が大きくなる一方、食の多様化、軟食化に伴い咀嚼回数が激減し、顎が非常に華奢で小さいため、あごの大きさと歯の大きさのアンバランスから生じる不正交合が大変増えています。
 心身ともに発育途上にあるお子様にとって、あごの発育が期待できる期間は、非常に限られた一時のみです。ですから、顎骨そのものの発育の遅れ(発育不全)を取り戻し、本来の正常な機能、発育を促すには、いかに適切な時期にアプローチするかが非常に重要となります。

治療の時期

上顎と下顎の成長は、そもそも発育のピークを迎える時期が全く異なっており、身長の伸びとともに比較的ゆったり発育する下顎に対し、上顎は、5歳をピークに10~12歳でほぼ成長が完了してしまいます。上顎は脳・脊椎など神経系の発育に準じて、成長が早い時期に終了を迎えるのです。
そのため、早期治療(1期治療)として顎顔面矯正を行うのであれば、できるだけ低年齢から、遅くとも10歳頃まで(できれば5~8歳位)に治療を開始することをおすすめしております。
特に、下顎前突(いわゆる受け口)は、そのまま加療しなければ年々悪化の一途をたどるケースが多く、早めに治療を開始し、骨格のアンバランスな成長を最小限にとどめるのが望ましいと言えるでしょう。
早期の顎顔面矯正は、正常な機能と発育を一刻も早く取り戻す、まさに「不正咬合の芽を摘む治療」なのです。

治療までの流れ

成長期のお子様に不正交合(出っ歯、受け口、乱ぐい歯など)が見られるケースにおいて、その原因のほとんどが上顎の劣成長であるといわれており、上顎が小さく狭い場合、そこに収まりきらない下顎の発達もまた妨げられてしまいます。そのため、基本的には、まず、上顎の発育を促す治療が必要となり、上顎に固定式の急速拡大装置を装着します。

① 治療相談のご予約(約30分程度。パノラマX線…¥3,240)
② レントゲン撮影(セファロ等)、写真撮影(全身、顔貌、口腔内)、型取り、その他各種検査
③ 診断、治療内容のご説明
④ 治療開始(まず、上顎の内側に急速拡大装置を装着するケースがほとんどです。)
⑤ その先は、個々の状況に応じて、治療期間や内容は異なります。

治療期間

最短で8か月程で終了しますが、治療の性質上、成長を十分に見届ける必要があるため、2年~5年ほどかかる場合も多々ございます。ご相談時に、お子様の大体の治療内容、期間、金額をご説明いたします。
なお、当院での顎顔面矯正として対象とならない場合(十分に顎が発育してる。気になる歯の並びだけを治したい。年齢的に適切な時期を過ぎている。多数の欠損歯がある。長期間通えない。等)がございますので、ご了承ください。

不正交合がもたらす症状

「歯並びの乱れ」は、実はお子さんが抱える様々な問題のただ1つの現象にすぎません。
口呼吸から始まる負の連鎖にいつ気づき、どうアプローチするのか。
歯の並ぶ顎骨、そして周囲の軟組織までを考慮した上で治療を進める中で、子供たちの体を本来あるべき正しい発育へと導くこと、これこそが、顎顔面治療の目標であり、一歯科医師としての望みです。

バランスよく発育し自然に整った口元、健康的な笑顔は、必ずや、お子様の人生に多くの恵みをもたらす財産となることでしょう。
顎顔面矯正治療を通して、一人でも多くのお子様が、健康で、輝かしい未来を手にすることができますよう、切に願っております。

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