インプラント

歯を失ってしまったら(補綴)

どんなに気をつけていても、残念ながら歯を失ってしまうこともあります。失われた歯をそのままにしておくと、どうなってしまうのでしょうか。
前歯を失ってしまって、そのまま放置してしまうことは無いでしょうが、奥歯となると「最初は不便だったけど、最近はなれてきちゃったなぁ・・・」と、何もせず放置してしまう方もいるでしょう。確かに短期的には多少噛みにくくなってしまう程度ですが、長期的な視点で見ると、そのまま放置してしまうのは得策ではありません。
歯並びやかみ合わせは絶妙なバランスで維持されています。それらを構成する歯が失われてしまうと、そのバランスが崩れ、歯並びの崩壊が始まります。具体的には、失われた歯のスペースに、隣の歯が倒れこんできたり、飛び出してきたりします。こうなると自然には元に戻りませんので、健康だった歯並びが乱れてきて、磨きにくい部分が生じたり、歯に不自然な力が働くようになったりして、結果的に残された歯の寿命も短くなってしまいます。また、噛みやすい側で噛む習慣がついてしまい、自分では気づかないうちに顔の歪みや姿勢の傾きにつながる場合もあります。

歯の失われた状態を、陸地を二分する川がある状態を考えると分かりやすいかもしれません。
向こう岸へ渡るための手段が歯を作る治療だと考えるわけです。
皆さんならどのようにこの川を渡りますか?

インプラント

川を渡るのではなく、川を埋め立てて陸地にしてしまい、そのまま地続きにしてしまおうというのが第三の方法「インプラント治療」です。橋のように中に浮いたものでも、舟のように不安定なものでもなく、地続きですからしっかりと頑丈なわけです。
そのためには歯の代わりとなる「インプラント」というスクリューを骨の中に埋め込まなければなりません。骨と直接結合するインプラントであれば、まるで自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。しかし、インプラントを骨の中に埋め込むためには手術が必要になり、また十分な骨のボリュームや密度が必要になってきます。どなたでも可能な方法ではありませんが、インプラント治療が可能であれば、もっとも天然の歯に近い感覚で咀嚼機能を回復できる方法といえるでしょう。

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ブリッジ

川を渡るため(歯を作るため)に、橋を架けるのが「ブリッジ」という治療法です。文字通り、こちら岸とむこう岸を「橋」をかけてつなぐのです。両岸にしっかりと工事をして橋を固定しますから、ガッチリとしていて、人も車もある程度の制限はあっても、しっかりとわたることが可能です。しかし、両岸の工事が必要になる欠点があります。

歯科治療におけるブリッジは、両隣の歯を削ってかぶせ物を装着するのですが、その際に歯の無いところを補うダミーの歯をつなげて、橋渡しにする治療方法です。両隣を自分の歯に支えられた「橋」ですから、ある程度しっかり噛むことができます。しかし、むし歯であるないに関わらず、両隣の歯を削ってかぶせ物をかぶせなければならない欠点があります。また、橋の下の汚れがたまりやすい部分のメンテナンスもやや煩雑になります。

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入れ歯

今度は川を渡るために(歯を作るために)舟を出すとします。これが「入れ歯」という治療方法です。舟が水面に浮かぶ不安定な乗り物であるように、入れ歯も歯ぐきの上に乗っていて、自分の意思で取り外しが可能な不安定なものです。

当然ながら運べる人や物の数が限られるように、入れ歯による咀嚼機能の回復は多くを望めません。また、毎日はずしてきれいに洗浄しなければならず、わずらわしい一面もあります。しかし広範囲に歯がない場合や、さまざまな事情で歯を削ってブリッジにしたくない場合、またスピーディーに歯を作りたい場合には適した方法です。

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インプラントについて

「失った歯を再び取り戻したい!」という思いは、今も昔も変わることはありません。そのために様々な方法が考案され、実践されてきましたが、違和感が強かったり、しっかりとかめなかったり、なかなか満足のいくものではありませんでした。
しかし1952年、スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士の手によって、まったく新しい概念の治療法が考案されました。「オッセオインテグレーション」の発見です。
全く別の目的で行われた実験中に偶然発見された、チタンと骨とが強固に結合する現象は、ブローネマルク教授によって「オッセオインテグレーション」(Osseointegration)と名づけられました。
その後さまざまな基礎研究をベースに1965年から人体への応用が始められ、手術ガイドラインの確立やインプラント形態の改良がすすめられました。その良好な臨床結果は、今現在先進諸国での歯の欠損を補うファーストチョイスがオッセオインテグレーテッド・インプラントになっていることが何より物語っています。

当院のインプラント

当院のインプラント治療に用いるのは、世界的シェアを誇るアストラテック社製「アストラテック・インプラント」、ノーベルバイオケア社製「ノーベルアクティブ」、デンティウム社製「デンティウム・スーパーライン」です。
アストラテック・インプラントは「タイオブラスト」「マイクロスレッド」など、現在のインプラントのベンチマークとなっている種々の特徴を備え、その10年間の成功率は上顎で97.2%、下顎で96.6%という驚異的な数値を誇っています。ノーベルアクティブはその特徴的な特許形状から、骨の状態が良くないケースでも十分な固定が得られ、特に上顎の抜歯即時埋入症例に向いています。デンティウム・スーパーラインは米国ロマリンダ大学で研究開発され、現在アメリカでのシェアが急速に拡大しているシステムです。最新のSLAサーフェイスをそなえ、もはやヨーロッパ製のインプラントに比肩する存在となっています。
インプラントは長く使っていくことができる治療です。それゆえ、安定的な部品の供給が欠かせません。あの有名なスポーツカー「ポルシェ」は今まで製産した車両のじつに7割が現役でこの地球上を今も走っているといいます。それはなぜでしょう?
ひとえに「交換部品」がいまだに製造されているから、ではないでしょうか?われわれはインプラントを製造するメーカーの企業としての体力やフィロソフィーまでをも考慮して、みなさまに有益なインプラントを選定しています。
新しいシステムが生まれては消えてゆくなか、種々のインプラントシステムを見てきた結果、われわれがたどり着いたのがこれらのシステムなのです。

だれでもできるの?

基本的にはどなたにでも治療は可能です。ただし、成長期のお子様であったり、他に重篤な内科的疾患をもたれていたりする方は治療ができません。その他にもインプラントを埋め込むのに必要な顎の骨が不足していたりすると治療が受けられない場合がありますので、担当医にご相談ください。

インプラント治療の流れ

1検査とカウンセリング
模型やレントゲン、CTを用いて口腔内を精密に検査し、残っている歯の状態や噛みあわせなど、インプラント治療に適した状態かどうかを調べます。その上で、事前に虫歯や歯周病の治療が必要であればそれらを含めた治療計画を患者様と一緒に立案します。
2インプラントの埋入
局部麻酔のもと、顎の骨にチタン製のインプラントを埋入します。このインプラントが新しい歯の土台となります。埋入より最低1~2ヵ月待ってから次のステップに進みます。
3人工の歯の装着
インプラントがしっかりと骨に結合したらいよいよ人工の歯を取り付けます。まずは仮歯で噛み合わせに問題がないか見極めてから、最終的な歯を取り付けます。
4メンテナンス
インプラントはすばらしい治療法ですが、やはり自分の歯とは違います。毎日の正しいお手入れと定期的なプロフェッショナル・ケアを受け、インプラント治療を長持ちさせましょう。
相談料 無料(他に歯科疾患があれば健康保険にて検査します)
診査料 32,400円(診断用ステント代)
*インプラント治療を実際に行う場合は、この費用は手術代に含まれています。
*CT撮影(提携医院にて)が必要な場合、撮影料が別途必要です
インプラント埋入手術 216,000円
上部構造 162,000円(メタルボンド)
162,000円(ジルコニア)

モデルケース

奥歯1本の治療(メタルボンド使用)
埋入手術216,000円 + 上部構造162,000円 = 378,000円

安心のバックアップ体制

インプラント治療を行うにあたって、事前に高度な手術を必要とする場合や、管理が難しい全身疾患をお持ちの方、また、同時に多数のインプラント手術をご希望の方は、高次医療機関(東京医科歯科大学インプラント治療部)にご紹介できるバックアップ体制を整えております。

インプラント治療にCT検査は必須です。

インプラントは決して不確かで危険な治療ではなく、科学的根拠に基づいた治療法です。しかし、従来の歯科治療とは異なり、顎の骨の中にインプラントを埋め込むため、正しい知識と技術がなければそれは一転して危険な治療になりかねない一面も持ち合わせています。

インプラント治療を安全・確実に行うためには、術前の確実な検査および診断が不可欠です。しかし従来の歯科用X線は、もともと立体である人間を2次元的に撮影する装置でした。すなわち、シルエットだけを見てそれが何かをあてる「シルエット・クイズ」のようなものです。たしかにこれでもある程度の情報は得られますが、インプラントに最も必要とされる3次元的な骨の厚みを知ることはできません。また、インプラントを埋める周囲の血管や神経の分布を正確に把握することは困難です。これはインプラント治療にまつわる重大な合併症を防ぐうえで、きわめて重要な情報なのです。

当院ではこれらの術前情報を可能な限り正確に把握するため、自院内に最新歯科用デジタルX線CT撮影装置を完備しております。これにより、従来の医科専用X線CT装置に比して、より低被爆量でかつ鮮明なCT画像を得ることが可能になりました。さらにこのCT画像をもとにコンピューター解析を行い、インプラントを埋める位置の正確なシミュレーションを行うことができます。従来のX線が「シルエット・クイズ」だとするならば、CTによる術前シミュレーションはさながら「限りなく近い答えをあらかじめ知っているクイズ」と言えるでしょう。
あおぞら歯科クリニックでは、一般開業医の先生方からのCT撮影依頼も受け付けております。撮影のご依頼はお気軽にご連絡ください。

入れ歯治療

入れ歯とは?

入れ歯は、基本的に患者様ご自身がつけたりはずしたりできる取り外し式の装置のことを指します。歯のない部分に、馬の背に乗せるような「鞍」を作り、その上に人工の歯をつけて、噛んだ力が歯茎に支えられるような設計になっています。当然、歯の部分のみですとすぐにポロリとはずれてしまうので、専用のとめ具を使って、残っている周囲の歯につなぎとめます。比較的広範囲に歯がない場合や連続して歯がない場合に、スピーディーに歯を作ることができますが、その反面お口の中に余計な装置やとめ具が入りますので、異物感が強く、慣れないと円滑な発音や食事が難しいという欠点があります。現在、日本では入れ歯を用いた治療は健康保険の給付対象となっていますが、使用する素材に制限がかかってしまいます。
現在、インプラント治療の登場で急速に入れ歯の需要が減っていると言われています。しかし、まだまだ入れ歯を必要としている方は大勢いらっしゃいます。他の治療法と比較して違和感が強かったり、何度調整してもあわなかったりで、「こんなものか」とあきらめている方もいらっしゃると思いますが、入れ歯治療には入れ歯治療のメリットがたくさんあります。

入れ歯の種類

レジン(プラスチック)素材義歯(保険給付)

歯ぐきと似た色合いのレジン(プラスチック)素材を用いた入れ歯です。とめ具として細い金属ワイヤーを用います。保険適用のため比較的安価ですが、噛む力に耐えられるだけの強度を得るために、入れ歯全体が厚くなってしまいます。そのためお口の中での異物感が強いのが欠点です。また、とめ具の金属ワイヤーが目立ってしまい、審美的でない場合があります。
(一装置約5,000円~)

金属素材義歯

患者様の顎の形に合わせて、うすい金属(コバルト-クロム合金)のプレートを用いることで、十分な強度を得ながら厚みを最小限におさえた入れ歯です。「キャスト」といって、一体成型の鋳物で作られているため、お口の中へのフィット感はレジン義歯と比較してとても良好で、強度も比較にならないほど高いものです。しかし、基本的な入れ歯の形は上記のレジン義歯と大きく変わらないので、やはりとめ具のワイヤーが目立ってしまう場合があります。
(一装置324,000円~)

ノンクラスプ義歯

「どうしても入れ歯のとめ具が見えてしまうのが受け入れがたい・・・」そんな入れ歯の欠点を克服してくれるのが、ノンクラスプ(金属バネなし)義歯です。従来の入れ歯のプラスチック部分を特殊な超弾性樹脂で作ることで、入れ歯それ自体に従来のプラスチックとは比較にならない弾性をもたせ、とめ具(金属バネ)を不要にした入れ歯です。特に、見えやすい前歯にとめ具がかかってしまうケースでは、とても審美的に仕上げることができます。
(一装置162,000円~)

アタッチメント義歯

金属のとめ具を露出させないという点ではノンクラスプ義歯と同じですが、維持を求める自分の歯に細工を施し、ジョイント装置を見えないように入れ歯の内部に隠してしまう特殊な入れ歯です。ジョイント装置には洋服のフックボタンのようなタイプや、磁石の磁力を利用したものなど、様々なタイプがあります。残された自分の歯と入れ歯を互いに強固につなぐことが可能になるため、入れ歯特有のお口の中での「がたつき」を最小限に抑えることができ、しっかりと噛み応えがあるのが特徴です。
(一装置324,000円+アタッチメント装置一個につき86,400円)

シリコーン義歯

入れ歯を支える顎の土手が極端に痩せてしまっている方は、硬い入れ歯に歯ぐきの粘膜が耐えられず、噛むたびに痛みを生じてしまいます。まるで硬い板の間に正座をするようなものですね。それでは、入れ歯が衝撃を吸収するようなクッション素材でできていれば…
そんな発想から生まれたのがこのシリコーン(ゴム)義歯です。入れ歯の内面(歯ぐきと接触する部分)に特殊なシリコーンをコーティングして、強く噛んだときにその力を緩和・吸収します。「もう一度、力強く噛んでみたい…」その思いをあきらめないでください。
(一装置324,000円~)

ブリッジ

ブリッジによる治療

ブリッジは、両側の天然の歯を土台として利用して、歯のない部分にダミーの歯を作る方法です。ちょうど橋を架ける原理なのでこのような名前が付きました。実際の橋を考えると分かりやすいですが、あまりに長い橋は崩落のおそれがあり、大変危険です。したがって、原則的には失われた歯が2本程度であれば十分な強度を確保できますが、それ以上の連続した歯の喪失部位には適用が難しくなります。現在、日本ではブリッジを用いた治療は健康保険の適用対象となっていますが、使用する素材に制限がかかってしまいます。

入れ歯の種類

保険適用ブリッジ

保険適用ブリッジでは、見えやすい前歯の部分は、心材に金属(金銀パラジウム合金)を使用し、表面に歯の色をしたプラスチックを貼り付けたレジン前装冠をつかいます。奥歯は同じく金銀パラジウム合金を使用した完全なる金属冠をつかいます。費用はリーズナブルですが、プラスチック部分は経年的な磨耗や変色で当初の審美性はうしなわれてしまいます。また、金属のしっかりとした裏打ちが必要なため、天然歯の透明感のある美しさの再現は難しくなってしまいます。
(一歯あたり約5,000円)

メタルボンド・ブリッジ(保険適用外)

強度を保つための心材は金含有量の高い陶材焼付け用金属を使用し、見える部分は裏も表もセラミックでカバーします。強度と審美性を兼ね備えた、信頼のある治療法です。セラミックはガラス粒子を高温で焼成してできる素材です。強さと美しい透明感が特徴で、繊細な色調表現が可能なことから、歯科用修復材料として広く用いられています。例えていうなら「焼き物」と似た素材といえます。江戸時代の皿が美しい艶を持って現存していることが、セラミックという素材の耐久性を何よりも雄弁に物語っているといえます。 セラミック自体が高い強度を持っているので、金属の心材の量を大幅に減らすことができ、歯の本来持っている質感や色調の再現性に優れています。
しかし、わずかとはいえ心材に金属を使用しているため、深い透明感の再現性が不十分であるという欠点があります。
(一歯あたり86,400円)

オールセラミック・ブリッジ(保険適用外)

強度を保つための心材に、人工ダイヤモンドといわれる「ジルコニア」を使用し、見える部分はセラミックでカバーします。ジルコニア自体は白色のため、金属の暗い色調は存在しません。メタルボンドの欠点を補った、現時点で考えうるもっとも審美性と強度のバランスに優れた素材です。
(一歯あたり108,000円)

tel 045-941-1818
診療時間 10:00-13:30,15:00-19:00
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