痛くなる前に

虫歯になってから通院するのではなく、虫歯にならないように通院する-
欧米では年に1~2回、定期健診で歯科医院を訪れて歯のクリーニングを行うことが一般的です。特に歯の美しさや体型の維持が高い社会的地位と密接に関係するといわれるアメリカでは、その傾向はより顕著です。
「来週のスピーチに備えて歯をキレイにしておこう」、そんな歯科医院との付き合い方があってもいいと考えます。卒業式や結婚式など、人生でもっとも輝く舞台に自信を持って笑顔になれることはかけがえのないことです。

クリーニング

毎日きちんと歯を磨いていても、歯の表面には少しずつ汚れや歯石が沈着していきます。毎日洗ってもいつのまにかティーカップに茶渋がつくように、落としきれない汚れというものがあるのです。また、歯ブラシの届きにくい部分は細菌が繁殖しやすく、ねばねばとしたプラークバイオフィルムを形成します。毎日の歯みがきにプラスしてクリーニングを行う必要があるのは、こういった理由からです。落としきれなかった汚れは虫歯や歯周病の直接的な原因となるだけでなく、口臭や歯ぐきからの出血、見た目の不衛生感など、社会生活の大きな妨げになります。

歯科医が行うクリーニングでは、専用の機器を用いて普段歯ブラシが届かない部分や、頑固に歯の表面に付いた汚れを除去します。これは、専門家 (professional)が専用の機器(Mechanical)を用いて歯の清掃(Tooth Cleaning)を行うということで、頭文字をとってPMTCと呼ばれています。
専用のクリーニングペーストに配合されるフッ素の効果により歯の表面を硬くツルツルにすることができ、虫歯予防にもつながります。

フッ素塗布

虫歯予防のため、フッ素塗布を行います。
フッ素には次のような働きがあります。

初期の虫歯を再石灰化する。
虫歯菌のはたらきを弱くする。
エナメル質が強くなり、虫歯菌になりにくい歯になります。

フッ素は虫歯予防に大変効果的ですが、適切な量をコントロールすることが大切です。
フッ素はワカメなどの海藻類、お茶、小魚などにも含まれる天然成分ですが、過剰摂取には注意が必要で、副作用も報告されています。当院では、患者様一人ひとりにあわせて正しくコントロールしてフッ素塗布を行っています。正しいコントロール下で使用するフッ素は、虫歯予防に非常に効果的です。

Q&A

ドラッグストアなどで「フッ素配合」や「おうちでできるフッ素塗布」といった家庭用商品がありますが、歯科医院で行うフッ素塗布とはどう違うのですか?
市販されているものと歯科医が用いるものの違いは「濃度」にあります。歯科医院で用いるフッ素ジェルは非常に高濃度(9,000ppm)で、主な効果は歯の表面のエナメル質を一層硬く緻密な層に変化させ、コーティングするものです。これに対して、家庭用のフッ素ジェルやタブレットなど(1,000ppm以下)は、もちろん表面をコーティングする効果もありますが、主に飲み込むことでフッ素を自然に体内に取りこみ、顎骨内の永久歯を材料段階から強化するということを目的としています。
どちらがよいというものではなく、歯科医院でのプロフェッショナル・ケアと、ご家庭でのセルフ・ケアをうまく組み合わせることで、効果的に虫歯を予防することが可能になります。

ブラッシング指導

歯みがきくらい自分でできる-そう考えている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。あるデータによると、多くの日本人が1日2回歯を磨いているそうです。ところが、虫歯が減っているわけではないのです。
これは、「磨いているかどうか」ではなく、「磨き方」に問題があることを物語っていると考えてよいでしょう。たくさんの種類の口腔ケアグッズが市販されていますが、使いこなしている人は少ないのです。
歯並び、唾液量など口の中の状況は一人ひとり異なります。したがって、歯みがきのケアも一人ひとり違って当然なのです。

ブラッシング指導のメリット

当たり前のように毎日歯を磨いていますが、口の中のことは意外にみなさん知らないものです。たとえば、自分の歯が何本あるかと聞かれて、答えられない人はたくさんいます。
正しいブラッシングをするのは、まずは自分の口腔内がどうなっているかを知ることから始めましょう。そこから、どうしたらきれいで健康的な歯を保つことができるのかを考えることができます。ブラッシング指導では、患者様の口腔内がどうなっているかをご説明することから始まります。

当院が勧めるブラッシング

ブラッシングは毎日続けなければ意味がありません。当院では、続けやすさを第一に考えています。一見効果がありそうでも、使いづらいもの、コストがかかりすぎるもの、難しいものなどはなかなか続かないものです。シンプルで患者様のライフスタイルにあったブラッシングを提案します。

定期検診

定期検診が必要な理由

虫歯があってもなくても、定期的に検診を受けることをお勧めします。
虫歯というものはライフスタイルに左右される性質があります。今まで虫歯はなかったのに急に口の中が汚れているという場合、仕事や学業が忙しくなって歯を磨かなくなったなどの生活習慣の変化が考えられます。定期検診を受けることが、生活習慣を認識していただくきっかけとなり、本人では気づかないうちに虫歯が進行することを食い止めます。特に生活習慣病・慢性疾患の予防には効果的です。
また、定期的に検診を受けることで、たとえ虫歯や歯周病になってしまったとしても初期の段階で気が付くことが可能です。当院では、その方の症状に合わせて3~6ヵ月毎の定期健診をおすすめしています。

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